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はじめに|空手ジュニアの“動きが落ちる理由”は、技術ではありません。

「最近、動きが重い気がする…」
「前より柔軟性が落ちた?」
「構えが崩れやすくなった」
「疲れやすい?反応が遅い?」

こうした変化を感じたとき、
多くの親御さんは “技術の問題かな…” と考えがちです。

でも実は

それは技術ではなく、“成長による身体の変化”が原因です。

体は成長につれて

  • 骨が伸びるスピード
  • 筋肉が追いつくスピード
  • 神経系の発達
  • 運動強度の変化
    これらが すべてバラバラ に進みます。

例えるなら、
子どもの身体は「アップデート中のスマホ」のようなもの。
機能は増えていくけれど、
その途中で“動きが重くなる時期”が必ずやってきます。

決して“才能が落ちた”わけではありません。

だからこそTMCでは、
年代ごとの身体の状態に合わせて
身体操作 × トレーニング × ケア
を組み合わせ、
“動ける体の土台”を整えています。

この記事は、
あなたのお子さんが 「今、どの壁にぶつかっているか」 を理解し、
最適な整え方を知るための“保存版ガイド”です。

空手ジュニアに共通する“年代別の3つの壁”

① 小学校低学年:身体操作が未発達の壁

→ まだ神経系の発達が途中で「どう体を動かせば良いか分からない」時期。
→ 軸・バランス・連動性が作られる最初のフェーズ。

空手キッズが軸足を安定させるための片足バランストレーニングに取り組む様子
正しい股関節の使い方指導

② 小学校高学年:成長期で柔軟性が低下する壁

骨が先に伸び、筋肉が後から追いつく「サイズの合わないスーツ状態」
可動域が下がり、股関節・肩・姿勢に影響が出やすい

フォームローラーを活用した筋膜リリース指導

③中学生:疲労・張り・オーバーワークの壁

→ 練習量・強度が一気に上がり、疲労が溜まりやすい。
→ 深部の張りが動きのキレを落とす。

股関節と太ももまわりの柔軟性を高めるパートナーストレッチ風景|TRY MARK CONDITIONING 柏
全国大会前最終調整・股関節ストレッチ
ZERO-iマシンで骨盤・体幹まわりを動的にストレッチする様子|TRY MARK CONDITIONING 柏
動的ストレッチマシンで、空手の連動性を高める。股関節から肩甲骨。

 まずは“今のお子さんの状態”をチェックしてみてください。

🟦 小学校 低学年(1〜3年生)チェックリスト

  • 軸が取れずふらつく
  • 動きがバラバラ
  • 姿勢が崩れやすい
  • 膝・踵の軽い痛み
  • 練習が続くとパワーが落ちる

🟩 小学校 高学年(4〜6年生)チェックリスト

  • 身長が伸びてから動きが重い
  • 柔軟性の急低下
  • 蹴りの高さ・伸びが出ない
  • 姿勢の乱れ
  • 股関節の硬さ

🟥 中学生(1〜3年生)チェックリスト

  • 股関節・お尻の張り
  • 疲労が抜けにくい
  • スピードが落ちた
  • 膝・腰の違和感
  • パフォーマンスが安定しない

年代別:最適な整え方(トレーニング × ケア)

小学校 低学年(1〜3年生)|身体操作が未発達な時期

▼ TMCのアプローチ:トレーニング(低学年)

“遊び感覚 × 基礎身体能力づくり”

  • 軸づくりのミニゲーム
  • 身体操作の基本
  • 体幹の土台づくり
  • 股関節を使う動き
  • ステップ・バランス

身体はパーツではなく、“連動するドミノ”のように動くことを理解させる。

お尻の柔軟性と股関節の動きを引き出すため、ポールを使ってストレッチする様子
ポールを活用した股関節運動

▼ TMCのアプローチ:ケア(低学年)

  • 反復練習の疲労軽減
  • 筋肉が硬くなる前に柔軟性維持
  • 足首・膝・腰の負担軽減
  • ラジオ波温熱(筋温UP・柔軟性確保)
  • ファンクショナルカッピング(滑走改善)

→ 動きの悪い部分に“潤滑油”を入れるように滑りが良くなる。

空手の反復練習で酷使した太ももをケア
突きの練習で酷使した背中と首まわりを温熱刺激でほぐす。

小学校 高学年(4〜6年生)|成長期で可動域が低下する時期

▼ TMCのアプローチ:トレーニング(高学年)

  • 可動性改善トレーニング
  • 股関節・肩まわりの柔軟性UP
  • 姿勢リセット
  • 軸が安定する体幹
  • 足〜体幹〜上半身の連動
  • ステップのキレ向上

▼ TMCのアプローチ:ケア(高学年)

小学生に大人気の動的ストレッチマシン。空手の捻転力の感覚を自然と身につきます。

成長期は “サイズの合わないスーツ”状態 になりやすく、
柔軟性が落ちて動きが重くなります。

  • 成長痛の予防・緩和
  • 筋肉の硬さ対策
  • 疲労蓄積の予防
  • ラジオ波温熱(深部にスチームアイロンをかけるようにほぐす)
  • カッピング(動きに滑りを作る潤滑油のように改善)

中学生(1〜3年生)|高強度の練習で疲労が溜まりやすい時期

▼ TMCのアプローチ:トレーニング(中学生)

  • 体幹 × 股関節の連動
  • 初動スピード強化
  • 重心移動改善
  • 技術を活かす身体操作
  • 試合前ピーク調整

▼ TMCのアプローチ:ケア(中学生)

中学生は練習量が増え、
アプリを開きすぎたスマホのように疲労で処理速度が落ちる。

  • 深部の緊張を緩める
  • スピード低下防止
  • 張り・硬さのリセット
  • ラジオ波温熱:深部から温めて回復力UP
  • カッピング:ステップ・体さばきの軽さUP

“トレーニング × ケア”の両輪が“動ける体”をつくる

▼ トレーニングだけでは足りない理由

  • 柔軟性が落ちると動きにブレーキ
  • 疲労でフォームが乱れる
  • 可動域不足で技術が伸びない

▼ ケアだけでは足りない理由

  • 癖はケアだけでは改善しない
  • 身体操作の理解が必要
  • 練習量を動きで吸収する必要がある

まとめ|必要な整え方は“年代別に違います”

「柔軟性が落ちた?」
「動きが重い?」
「構えが安定しない?」

その裏には、必ず “年代による理由” があります。

TMCでは、
成長期の身体を深く理解したうえで
最適な トレーニング × ケア を組み合わせ、
空手ジュニアの成長をサポートします。

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📍 TRY MARK CONDITIONING(TMC柏)|柏駅東口 徒歩8分

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TRY MARK CONDITIONINGより

加藤 健治(かとう けんじ)
スポーツトレーナー/整体師歴20年
TRY MARK CONDITIONING 代表

トップアスリートのパフォーマンスケアから、
がんばる大人の肩こり・腰痛まで。
“また動ける体”づくりをテーマに、
スポーツも日常も支えるケアを行っています。

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