「座るだけで腰に負担?」椎間板にかかる圧力と、“正しい座り方”のすすめ TRY MARK CONDITIONING 監修|整える姿勢コラム 第1弾

姿勢の崩れ(猫背)によって腰に負担がかかる女性の後ろ姿
目次

はじめに|腰が痛いのは、姿勢のせいかもしれません。

「ずっと座っていると腰が重い…」

「マッサージしてもまた痛くなる…」

その腰痛、実は“椎間板”にかかる圧力が原因かもしれません。

背骨のクッションである椎間板は、姿勢が悪いと簡単に圧迫され、腰への負担がどんどん蓄積されていきます。

椎間板とは?|腰の“クッション”が潰れると何が起きる?

椎間板の構造を示す人体イラスト(ヘルニア発生メカニズム)

椎間板は、背骨と背骨の間で衝撃を吸収するクッションのような役割を果たしています。

しかし、悪い姿勢を続けると……

* 圧縮される → 弾力性が失われる(クッション性の減少)

* 外側が破れ → 髄核が飛び出す(椎間板ヘルニア)

* 神経を圧迫 → 痛み・しびれ・動きの制限

これが腰痛や神経症状の“はじまり”になることも少なくありません。

姿勢が悪いと、椎間板にはどれくらいの負担がかかるの?

椎間板にかかる負荷を姿勢別にまとめた表・インフォグラフィック

長時間のデスクワークや、浅く座るクセ。
実は、立っているより座っているほうが、椎間板への負担が大きいことが分かっています。

👉 ただ座っているだけでも140%、

👉 前かがみだと275%=立っている時の約2.7倍の負担になります。

姿勢椎間板への負荷
仰向け(寝ている)25%
横向き寝75%
立っている姿勢(基準)100%
普通に座っている140%
前かがみで座る185%
前かがみで荷物を持つ275%

【3大NG姿勢】あなたはどれに当てはまる?

猫背・反り腰・仙骨座りなどのNG姿勢と良い姿勢の比較

① 猫背+骨盤後傾型(写真:左下)

  • 背中が丸まり、首が前に出ている
  • 椎間板に前方から圧縮ストレスがかかる

② 反り腰型(写真:右下)

  • 骨盤が立ちすぎて、腰が過剰に反る
  • 腰椎下部に負担集中。神経の詰まり感に

③ 浅座り(仙骨座位)型(写真:右上)

  • 椅子に浅く座り、仙骨を軸に背中を丸める
  • 椎間板に強い圧がかかり続け、悪化しやすい

正しい座り方とは?|椎間板を守る3つのコツ

正しい骨盤の立て方と椅子の座り方を示すイメージ

1. 骨盤をしっかり立てて、坐骨で座る

2. 体重を左右均等にのせる

3. 胸を軽く張り、耳・肩・骨盤を一直線にする

👉 この姿勢で背骨のS字カーブが保たれ、椎間板にかかる圧が分散されます。

腰(椎間板)を守るための3つのセルフケア習慣

① こまめに立ち上がる

20〜30分ごとに1〜2分だけでもOK。軽いストレッチで血流を促進。

② タオルサポートで骨盤の後傾防止

椅子と腰の間にタオルを挟み、骨盤を自然な位置にキープ。

③ ポモドーロ法を使う

「25分集中+5分休憩」のリズムで作業効率&体の負担を最小化。

よくある質問|運転・出張・在宅ワークでも同じ?

🚗 車や営業職の方

運転中は浅く座りがちで骨盤が後傾 → 負担増加。

✈ 飛行機など長距離移動

座りっぱなしで筋肉が固まり、椎間板への持続圧力に。

🏠 在宅ワーク

ソファや低めの椅子使用 → 姿勢が崩れ、腰に蓄積ストレス。

次回予告|「大腰筋」から腰痛を読み解く

第2弾では、腰痛の真犯人ともいえる「大腰筋」を徹底解説!

大腰筋ってどこ?姿勢や腰痛にどう関係する?

*なぜ座りっぱなしで硬くなる?

*TRY MARK式「ゆるめる→動かす」セルフケア紹介

👉 腰痛の“奥の原因”を知るヒントに。ぜひお楽しみに。

おわりに|その腰のサイン、見逃さないでください。

「なんとなく腰が重い」「立ち上がるときに痛む」

その症状、椎間板が悲鳴を上げているのかもしれません。

“正しい姿勢”と“こまめなリセット”で、腰を守る習慣を。

TRY MARKでできる腰痛ケア|症状に合わせた3つのアプローチ

腰に違和感がある方、繰り返す腰痛をなんとかしたい方へ。
TMCでは、その方の状態や目的に合わせたケアコースをご用意しています。

①「とにかくほぐしたい!」という方へ|もみほぐしコース

デスクワークや立ち仕事で固くなった腰や股関節まわりを、
しっかりほぐしてスッキリ整えるコースです。

リラックスしながら、気持ちよくケアしたい方にもおすすめです。
💡 初回の「まず試してみたい方」にも人気
🧘‍♀️ 強さはお好みに合わせて調整可能

②「根本から改善したい」方へ|**疲労回復整体コース

ラジオ波温熱ケアで、深部の筋肉や関節をじんわり温めながら、
固まったコリや姿勢のクセを整えていくコースです。
ストレッチも組み合わせて、動きやすい体へと根本からリセットしていきます。
🔥 ラジオ波で血流・代謝もアップ 🧩 慢性的な疲れ・姿勢の崩れが気になる方にぴったり

③「体の動きをつくりたい」方へ|機能改善ストレッチコース

ZERO-i動的ストレッチマシンを活用し、乗るだけで自然と動きを引き出すアプローチと、
ベッドで行う静的ストレッチ(じっくり長く伸ばす)を組み合わせて、
腰回り〜下半身の柔軟性・安定性を高めていきます。
⛑️ ぎっくり腰・腰痛を繰り返さない体づくりに
🏃‍♂️「また動ける体へ」整えていきたい方におすすめ

📍 すべてのコースは「TRY MARK CONDITIONING(柏)」で体験可能です

気になる方は、LINEからお気軽にご相談ください。

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TRY MARK CONDITIONINGより

加藤 健治(かとう けんじ)
スポーツトレーナー/整体師歴20年
TRY MARK CONDITIONING 代表

トップアスリートのパフォーマンスケアから、
がんばる大人の肩こり・腰痛まで。
“また動ける体”づくりをテーマに、
スポーツも日常も支えるケアを行っています。

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